2019/05/23

ただ選ぶだけじゃなく「わたしそういうんじゃねえから」ないし「わたしはこういうものだから」と言うために金髪(その他)にする選択が生まれるぐらい鈍感なのだよなと

2019/05/22

てめえの子宮に収まる範囲でしかしゃべんねえから女はつまらん、世界の話をしねえっていう見解の人は多数いらっしゃるように思いますが、穴でも虚でもなく外側についた溝について何を知った気になりてえんだよ
「おまえのために廻ってる世界じゃない」は口にした瞬間廻らせたいおまえの証明になるんだもん、同じ穴の狢だろ、仲良くやろうぜ。おまえの高尚な孤独なんて「知らない」。

2019/05/19

きみの動きには何の痛みも伴わない
(気づかないうちに身体が死に続ける、それにOKの司令を出している)
抵抗しない、ファクトリーの熱でどろどろにされる代わりに
可愛がられて値段がつく それはすごく気持ちいい
融点が低いの

2019/05/16

無意識に加害を撒き散らしているより「〇を殺す」って意識できてたほうが上等じゃん?
わたしの哀は誰かさまの娯楽に成り下がる前にわたしが笑い飛ばすものよ。楽しめなきゃだめなんでしょ、ねっ

2019/05/03

海に還らず石化する。その封印、秒で解かれまくる。

必要なことレシピ

基本ドラクエつくるかアイドルになるかしかない。
わたしはアイドルになるしかない。みんなー!大好きだよーッ!!


1
景気が悪いときは「なんかイイ」の呪文をさがす。
2
景気いいときは「なんか怖い」の呪文をさがす。



※秒で解かれる、の秒数調整


1に近づくごとに自分以外のほぼすべてが外国語を喋ってるっていう前提ですすめる。
自分の母国語話者を探さない。私だったら、なるべく日本語で喋らない。
よその国の音を聞きながら、交えながら呪文を編む。うちらは自由だから。
過剰にポップでいる。馬鹿にされても絶対死なないようにする。殺さないようにもする。

よその国の音をきくことで自分はだめになったりしない、
話すことでもだめにならない。と思うこと。
外国語で話す人のことをばかにしない、
母国語をわかってくれない人のことを軽蔑しない。当たり前に向こうの文化があるから。
他所の人が自分の話す外国語を交えた私語をばかにすることを許す。
ハロー、こんにちは。と言い続ける。

最後には感情と信仰しか残らないので、怒るときは怒る。
他人の怒りも肯定する。殺し合いにならないようにやる。
秒で解かれるの狙うための話なので秒で解かれたくない人には適用しない。

酒に溺れている人を見ると「慢心しやがって」って思う。それだけ孤独なんだよな。わたしが外の世界として存在できなかったことについて考えてしまうわ。

2019/05/02

「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」(けみお)‥
「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」(けみお)‥
「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」(けみお)‥
「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」(けみお)‥
「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」(けみお)‥

本当にこれしか言う意味がない。完璧な一文過ぎて涙が出た。
懐かしいとか思われたくない。いつだって新しい人だと思われたい。
私は。わたしのままウチらでありたい。
世界から詩情を汲まない人がいるとしたらそれは、
世界を、詩を、イケてるものにできなかったわたしの責でございます。

2019/05/01

線を引く

「フレンドでもなくなっちゃったね」とSちゃんが言う。そもそもフレンドだったことなんてなかった。Sちゃんはずっとわたしの中で「セックス」だった。別れ際にそんなことを言うSちゃんはすごく「バカだ」と思った。「セックス」と「バカ」が組み合わさって、Sちゃんがより動物になる。Sちゃんの部屋に置いた荷物を取りに来たわたしは、こんな人とセックスしたわたしも動物、と自己嫌悪に陥った。ずっと四つん這いでいれば気づかずに済んだかも。何も考えてないこの女と話して、かかわって、時間の無駄だったな。

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「もう帰るから」と言ったHちゃんは、すごくゆっくり動いていた。
Hちゃんはわたしの好きな人、セックスフレンド、だった。Hちゃんの横顔が好きだった。ソフトクリームみたいな肌がかわいいと思った。大学のゼミの飲み会でわたしから声をかけて、家に誘った。Sちゃんは飲み会ではずっと無口だったけど、家で飲み始めたら、少し上ずった声で早口に、たくさん好きな本とか、CDのことを話してくれた。「緊張してるのかな、かわいい」と思ってた。わたしがその本だったり、CDだったりを全然知らなくて、興味もないんだってわかると、Hちゃんはわたしのことをバカにしはじめた。具体的に言うと、1回目のセックスはやさしくて、2回目のセックス以降、わたしはゴミ箱だった。「ふうん」と思いながら、なんとなく喘いでみたり、肌を舐めたりしていた。
Sちゃんはダサい。致命的に。ずっと変な柄のくたくたした古着しか着ないし、お化粧をしないし、わたしのロエベのゾウのことを宇宙百科で売ってると思ってた。わたしはもう内定が出てるけど、Hちゃんは就活すらしてない。よくそんなことができるよね、ぞっとするな。わたしはそろそろ、男の子と付き合おう。好きだった肌も、昼間の光で見るとそばかすが目立ってる。汚い。「フレンドでもなくなっちゃったね」と口に出た。


そのやりとりがあったころ、外では3Dフリクショルで描かれた化物たちが所々であばれていた。ドライヤーを持ってさえいれば全然怖くはない。最近はよくあることだ。死亡事故は自衛で防げる。3Dフリクショルが命を描くとき、凶暴なものが生まれる可能性は前からわかっていたが、それよりも完璧に理想のペットを作れることのほうが、みんなにとって魅力的だった。「命を描けるインクをつくった企業はとても悪い」ということで、それはすぐ発売停止になったものの、製法がとても簡単だったので、みんな勝手に自分の家で作っては、失敗作を解き放っていた。

Sの部屋から出たHはもちろん充電器とドライヤーを持っていたから、化物たちに出くわすことは全然こわくなかった。そんなことよりも、Sにむかついていた。なんだ、あの女。頭空っぽのくせして、わたしに線をひいたな。と。心に気持ちの良い線を引き直すために、Hはイヤフォンをして、今朝つくったyoutubeのプレイリストを流すことにした。ああ、大好き。これを好きだと思えるわたしは最強。そう思った。アーティストは3Dフリクショルで作られた大成功品そのもの、動画をアップロードしても3日後には絶対に消えてしまう、超アングラなアーティスト。聞き入っていたHは、ドライヤーを取り出すのが遅れた。
Hは「失敗作」の線の一部になって、「自衛できなかった人」としてまた線を引かれる。

やさしい宇宙


実践したいなクラムボン

ーやさしい宇宙(n962星にて)


「ベイビー、あなたも僕も傷つきすぎた。
僕達はかわいそう。まずはそれを認めないといけない。
長年の侵略によって僕達の海はボロボロに食い尽くされている。僕たちは永く、海に押し込められて、イルカと話すことしか許されてなかった。肥沃だった土の上に生えた宇宙を貪れるのは僕たちではなかった。今はもう残り滓だけ。この土地で生きることはとても過酷だ、どこか遠くに行きたくもなるよ。だけど、もう少しだけ、ここで戦う。」

やさしいマルメリア氏はヒレ持ちたちにそう語る。
この星では宇宙は土の上に生えるもの。
陸を歩く6本足にとってそれは都合のいいことで、好きなだけ宇宙に触ることができた。
ヒレ持ちは陸の不都合を垂れ流されて、6本足たちのせいで、これまでずっと大変な思いをしてきた。気まぐれにもぎとられてくる小さな宇宙をありがたがって受け取らなければいけない、というのが、ヒレ持ちたちにはとても苦痛なことだった。6本足はヒレ持ちたちを、足がない。と言って笑う。

「あなたは脅かされてはいけない。あなたは奪われてはいけない。あなたは、ちゃんと、美しい。これはとても大事なことだ。」
「未来は僕達で作れる。辛かった記憶は抱きとめてあげよう。一緒に幸福になろう。もう傷つけ合うことはない。正しくなくてもいい、美しく生きよう。僕たちは2つの目で未来を見てる。2本の腕で誰かを守れる。2又のヒレで泳ぐことができる。こうやって話すことだってできる。僕達も宇宙に触ることができる。傷ついた身体をまずは癒やしてほしい。」

マルメリア氏はそう言って、「未来のための」よく効く薬を売ってくれた。それによって元気になったヒレ持ちたちはマルメリア氏を深く信頼した。マルメリア氏はそれで巨万の富を築いたが、彼はいい人なので、それをすべてヒレ持ちが陸で動き回るための移動式水槽開発に注いだ。

「宇宙を増やすことは貪り続けた6本足の仕事。宇宙を僕たちに渡すことで、宇宙が欠けてしまうと6本足は怖がっている。僕たちは老いた6本足よりももっと上手に宇宙を育てることができるはずだ。宇宙はもともと僕達のものでもあった。この星に僕たちは確かに「いる」のだから、奪われたものは取り返さなくてはいけない。これ以上奪われてたまるものか。」

手を取り合おう。あのまるい宇宙は僕たちが共に触るべきもの。
僕たちは海の中に押し込められるだけの存在ではない。

傷ついたヒレ持ちにそう手を差し伸べるマルメリア氏は、移動式水槽を普及させた。
これはとても流行った。舗装された道を歩くとマルメリア氏たちのヒレは傷つくので、そうすることが一番良かったのだ。
マルメリア氏はこれを販売することで巨大な富を築いたが、彼は善良なヒレ持ちなので、ヒレ持ちが陸で動きやすくなるよう、道のとなりに海をひくことにその富のすべてを使った。

6本の足で立つ「ヒレ持ちを海に押し込めた」者たちは、移動式水槽の見慣れなさを笑い、海の水が腐るとあざけった。6本足たちは塩水の使い方も知らないし、泳いだほうが効率のいい場所にも行くことがなかった。道の一部に海をひかれたことについて、「道が狭くなる」と憤る6本足たちもいた。舗装された道路が移動式水槽のキャスターで傷むことも嫌がった。マルメリア氏とヒレ持ちは、それらと懸命に戦った。
まず、 ヒレ持ちたちはヒレ持ちの好む「からい」宇宙を作ることに専念した。道のとなりに海をひいたせいで、染み出した塩が少しの宇宙をだめにしたが、だめにならない宇宙のほうが信頼できた。だめになる宇宙が生まれるのは、ヒレ持ちと6本足がともに生きるためには仕方のないことだった。
「海水のせいでわたしの育てた宇宙がだめになった」とさわぐ6本足の宇宙畑は、海水を少しずつ持ち寄ってかけ続けることで全部だめにすることにしていた。あらかじめ、土に塩を染み出させない工夫をしなかった6本足のせいだ。僕たちはずっとこの星に「いた」のに。いないことにされてきた。ヒレ持ちはそれからも、やれ海水が、とか、ヒレは汚い、だとか、迫害をされ続けている。その都度、海水を少しずつ持ち寄って6本足の宇宙畑を全部だめにしてやった。僕たちを迎え入れないのはおかしい、と感じていた。6本足をかばうヒレ持ちには、ならばずっと海にいるべきだと告げ、重しをつけて海に沈めた。きっと海で生命と戯れつづけることが、宇宙に触れるよりも幸福なのだろう。と信じて。ヒレ持ちの腕はだんだん硬く大きくなり、ヒレ持ちを「守る」仕事に役に立つようになった。

そのうち、土の上にあるものすべてを海に沈めてしまうことが、最も効率よく6本足たちとヒレ持ちが尊敬し合える方法なのだとマルメリア氏は思い至った。ヒレ持ちは海で呼吸することができる、が、6本足たちは、ヒレ持ちが土の上で移動式水槽を使ったほうがよいように、海の中では高度な技術を集めた酸素ボンベが必要だったからだ。これで僕らは本当の意味で自由になれる。本当の意味で自由に動き回れる、優しくなれる。と信じて、マルメリア氏とヒレ持ちたちは、その心通りに、酸素ボンベを行き渡らせたあと、強くなった腕で、土の上のすべてを海に沈めた。宇宙も、そうすれば海の中のものになるのだと信じていた。計算でも、それは完璧に可能なはずだった。

しかしマルメリア氏たちには誤算があった。宇宙には「感情」と「慣れ」があったのだ。それまで土の上に生えていた宇宙たちは、突然海の中に飲み込まれたことにびっくりして、ヒレ持ちも6本足も、彼らすべてを見放してどこか別の星に飛び出してしまった。

宇宙のなくなった星で沈むすべての彼らは、今度は宇宙を悪者にすることで結託することができた。宇宙の気まぐれと感情を嘲笑い、宇宙が逃げ出した先の星へ「無責任だ」と星間連絡装置を通じて責め立てた。宇宙の機嫌を取りながら生きることに慣れている、星間連絡装置の先でその言葉を受取る人々は、「見捨てられた民」として海でもがいている彼らを救えないと思い至る。機嫌をとりながら大きく育てた宇宙をひとつ使って、宇宙の無くなった星を飲み込んだ。これがn962星の終末である。

n962星はいま、スマートな携帯のカメラをつくる設計図としてPDF化されている。
フラッシュがマルメリア氏、あの黒いのがヒレ持ちと6本足たち。上のレンズが海で、下のレンズが陸。彼らは世界を切り取って騒ぐことが上手だったから、これは素晴らしく「いい写真」が撮れるぞと広告業界が大絶賛している。